足首にクビレがなく太ももがパンパン。二の腕はプルプル……。そんな脚や腕を美しく引き締める手軽なエクササイズを見つけました。「足首」と「内もも」、「肩甲骨」の3カ所をほぐすのがポイント。しかも、1日5分程度「円を描くしなやかな動き」をするだけですぐに悩みの太ももが、二の腕が、すっきりし始めます。
【理由】
(1)動きの悪い筋肉が硬くなる
本来もっとよく動かすべきなのに、動かさなくても日常の動作ができてしまう。そのため、動きの悪い部分の筋肉が、凝り固まる。
(2)水がたまる…血液循環が悪くなる
「不要な水分を押し出す」「血液を循環させる」という筋肉のポンプ運動が不十分。むくみや冷えの原因にもなる。
(3)代謝ダウン…脂肪がたまる
必要な栄養素が運びこまれない、不要な代謝物が運び出されないという代謝ダウンを招く。その結果、脂肪がたまる。
【対策】
円を描く動き…をすると!
筋肉がよく動く
「曲げ伸ばし」のような直線的な運動に比べ、ひねりや回転が加わる分、筋肉の伸びが良くなる。隅々の筋肉まで動く。
体の中心の筋肉(コア)に効く
体の表面にある大きな筋肉だけでは、しなやかな円運動ができない。おのずと体の内側にある筋肉まで総動員して動くことになる。
>> 行うのはこの二つだけ
【Step1】
硬さをほぐす「ぐるぐる回し」
凝り固まった筋肉を軟らかくして、血液や水分のめぐりを良くする。
【Step2】
バレエ式引き締めエクサ
バレエをベースとするエクササイズで、コアから体の隅々にまで効かせる。
肩甲骨、内もも、足首が硬いと二の腕と脚に脂肪がたまる!
「円の動き」で燃やそう
「脚と二の腕ばかりに、どうして脂肪がついてしまうのだろう」。そう嘆く人は少なくない。その原因を探るためにまず、美しい脚と二の腕の持ち主の代表、バレリーナの秘密に迫ってみた。
一流のバレリーナの脚や腕は、細くてしなやかな上に、美しいメリハリがある。数多くのバレリーナの体を見てきた初台安田整骨院院長の安田善彦さんは「バレエの基本を行ううちに、最初はぽっちゃりとした体形の人でも、確実に腕も脚も細くなっていく」と話す。決してムキムキになるわけではなく、引き締まるべき所だけが引き締まるというのだ。
そんな体を作るバレエの動きの特徴とは? 「バレエは、すべて円を描くような動作が基本になっている。この動きをスムーズに行うには、体の中心部分(コア)を軸に、手足の先の細かな筋肉まで満遍なく使う必要がある」と新国立劇場バレエ研修所主任講師の豊川美惠子さんは解説する。
体の中心の筋肉を使いつつ、指の先まで美しく動かすには、「下半身では“内もも”と“足首”、上半身では“肩甲骨”(上の写真参照)が柔軟でなければならない」と指摘するのは、防衛医科大学校再生発生学講座指定講師の竹内京子さん。脚や二の腕が太くなってしまうのは「この3カ所をよく動かす動作が日常生活に少ないせいで、その周辺の筋肉が硬くなっているため。すると、足先や指先から体の中心に戻ろうとする水分や血液の循環が悪くなり、筋肉が硬い場所の周囲に脂肪がついてしまう」(竹内さん)というわけだ。
これらの硬くなった筋肉を軟らかくするために有効なのもやはり「円を描く運動」と、竹内さんも安田さんも声をそろえる。
さっそく竹内さんが薦める、足首・脚・腕をぐるぐる回す運動と、安田さんが薦めるバレエの基本を始めてみよう。筋肉の硬さが取れて、速攻で見た目にも細くなる。
夏までに、細くてしなやかな脚と二の腕を手に入れよう。
安田善彦さん
初台安田整骨院院長(東京都渋谷区)
新国立劇場バレエ団のトレーナーを務める。柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ師圧師。「50歳前後から内ももの筋肉が硬くなり、ここから老化が始まる。軟らかく保つのが大切」。



